1年間プログラミングのバイトをしてみて

初めまして、自分は4年制IT専門学校に通っている学生エンジニアです。
去年高校を卒業してからプログラミングのバイトを始め、ちょうど1年が経ちましたので、1年間を振り返って記事を書いてみようと思いました。

今回はなすこと

  • 入社のキッカケ・業務内容
  • 学んだ技術
  • 苦労したこと
  • バイトで気がついたこと
  • バイトで教わったこと
  • 人生で初めてLTをした話
  • まとめ

バイト先へ入社したキッカケ・業務内容

そもそもプログラミングのバイトをやろうと思ったキッカケは、高校の頃に理科研究発表会というイベントに参加して、周りの学生のレベルの高さに挫折したことでした。
当時自分は同級生よりもプログラミングが出来たので、自分のことを神だと思っていました。
しかし、このイベントに参加して自分のレベルの低さをしり、もっと上を目指したいと思いプログラミングのバイトをやろうと考えました。
この辺の詳細は下記の記事にまとめてあります。

学生プログラマはプログラミングバイトをしよう

業務内容は、Rails と js で自社サービスの機能追加とバグ修正で、タスクの管理は Redmine で行われています。
社内のコミュニケーションツールは Slack で、ソースコードの共有は GitHub で行われていました。

学んだ技術

バイトを通して学んだ技術、ツールです。他にも有る気がします。

苦労したこと

初めてのプログラミングバイトで苦労したことです。

開発に慣れない

自分は入社当時、開発のことをほとんど知らなかったので GitHubRails の使い方に慣れるのに苦労しました。
まだ慣れない時は GitHub で master に push して怒られたりすることもありました…。

集中力が持たない

また、長時間椅子に座ってコードを書いた経験も無かったので、集中力を保たせることも大変でした。
うっかり気を抜くとすぐに手が止まっていたり、Twitterを開いていたりしていました。
今では集中するコツを掴み、Twitter/etc/hosts でブロックすることで対策することが出来ています。

質問を上手く伝えられない

自分は今やっていることを論理的に説明した上で質問するということが下手くそだった為、質問した時に「何を言っているのかわからない」と言われることもあり、時間を取らせてしまうことも多くありました。
これについては未だに上手く出来ている自信が無いのですが、最近はよりシンプルに伝えることが一番の近道ではないかと考えて、シンプルな質問をすることを心がけています。

バイトで気がついたこと

バイトを通じて気がついたことです。

エンジニアはコードを書くだけじゃない

自分はプログラミングのバイトをするまで、エンジニアはコードを無言で書き続ける人だと思っていました。
しかし実際に現場を見てみると、コードを書いてる時間と同じくらい、コミュニケーションを取っている時間がありそうだなぁという印象を受けました。
コミュニケーションの内容は仕様の確認、検討、質問、問題の共有等で、活発な情報交換が行われています。
これを見て、エンジニアは 問題解決力 と自分のやってることを 論理的に説明する力 が大事なのだなと感じました。

コードを書いて終わりではなく、有るべき姿を追求する

プログラミングは成果物が出来上がればそれでいいと思っており、テストを書いた経験もありませんでした。
しかし実際はそうではなく、その実装方法や設計が本当に正しいのかを追求する必要があるのだと思いました。
自分が書いたコードは将来誰かが手を加えるので、常により良い実装を意識し続けることが大切であると思います。

自分が今まで見ていた世界はとても狭かった

正直、自分はかなり技術があると思っていたので、バイト先の先輩達の技術力を目の当たりにして衝撃を受けました。
また、先輩たちの仕事に対する姿勢を見ていて、自分の考えていることはとても小さなことなのだと思いました。
それを踏まえ、今では広い世界を見ることを心がけ、自分が興味の無い分野にも目を向けるようにしています。

健康でないとコードは書き続けられない

プログラミングは長時間椅子に座っての作業なので、尻と腰を痛めます。
自分も最初はとても辛く集中力を削がれていましたが、オライリーの出している「ヘルシープログラマ」という本に書いてある姿勢で椅子に座ってみると、腰はかなり楽になりました。
尻については、家からクッションを持ってくることで対策することが出来ました。 (最近は椅子がいい感じのになってクッションが無くても大丈夫になりました)
ほかにも、食生活についても意識する必要があります。
自分はバイト先ではいつもカップ麺を食べていましたが、毎日カップ面だと体に悪いと先輩に指摘され、今ではおにぎりを持っていって食べています。
健康を害してしまうとコードを書くことが出来なくなってしまうので、若いうちから気を付ける必要があると思いました。

バイトで教わったこと

バイト先で先輩から教えてもらったことです。

  • 仕事の技術は実践と応用、知識0では意味がない (学ばなければバイトをしてる意味がない)
  • 5分考えて駄目だったら質問する
  • なぜこうしたのか、自分で説明出来るようにする
  • 問題をどんどん小さくしていくことで、大きな問題を解決する
  • 学びとは、過去に戻れるとしたら何が出来るか考え、次はどうするか考えること
  • 人脈が大事で、話のネタを多く持ってると自然と人脈を広げることが出来る
  • 今悩んでることは人生単位で見たら些細なことで、より良い人生を送ることを考えて物事を選択するべき

人生で初めてLTをした話

ある日、社内で勉強会をやるという話になりました。
自分は人前で話すのが恐ろしく苦手で、いつも喉は渇ききって全身は震えだしてしまいます。
ですが、そろそろ人前で話せるようにしないといけないと思い、思い切って登壇者として参加しました。
参加した枠は自己紹介LTというもので、自分について5分間話し続けるというものでした。
話した内容は、プログラミングバイトをやって感じたことです。 (この記事の内容に近いです)
たった5分といえど、自分にとってはとても長く、ましてや大勢の大人たちの前で一人で話すとなると途中で逃げ出したくてたまらなかったです。
いざ話してみると5分はあっという間でしたが、終わった後の達成感は物凄かったです。
この経験が自分にとって大きな自信となり、今では学内で勉強会を開いて登壇することも出来るようになりました。
人生初めてのLTでは、挑戦することの大切さを学ぶことが出来たと思います。

まとめ

こうして振り返ってみると、とても長い1年間だったと感じます。
今まではプログラミングバイトが初めてだったこともあり、環境になれることに精一杯でしたが、これからは今よりもっと現場の技術を吸収していきたいと思っています。
また、技術だけでなく、自分にとっての気付きや学びをより多く得られるよう積極的に行動していこうと思います。