無料サーバ Hostinger で FuelPHP を動作させる
Hostingerは無料で使用できるレンタルサーバです。
このサイトの他にもいくつか無料のレンタルサーバは存在しますが、大抵は広告がついていたりデータベースが使えなかったりと制限が多くあります。
しかし、このサイトにはそのような制限はありません。なおかつ、使いやすいダッシュボードに充実したサポートもついているのですごく気に入っています。 ただし、無料なのでページが表示される速度は物凄く遅いです。まぁ、お金を払えば100倍早く出来ますが。
もちろん、PHPも動作するので今回はこのレンタルサーバで FuelPHP を動作させてみようと思いました。 なお、FuelPHP のプロジェクトは実際に動作する状態になっていると想定します。
関係無いですが、Hostinger は残念ながら Ruby on Rails には対応していないようです。。。
まずはアカウント取得
1.まずはトップページにアクセスして、アカウント取得。
2.登録したメールアドレスに登録完了メールが来るので、アカウントを認証。
3.次に、表示されているページで一番左の Free コースを注文し、適当に設定。
4.これでサーバが使えるようになった、試しに登録したドメインにアクセスしてみる。(登録に時間がかかる場合もある)
ローカルの DB を Hostinger に移行する
Hostinger 上ではマイグレートをすることが出来ないので、ローカルでマイグレートしておいて DB をエクスポートします。
1.ローカルで phpMyAdmin を開き、プロジェクトに使用しているデータベースを選択して出てきたメニューから「エクスポート」をクリック。
2.デフォルトの設定のまま「実行」をクリックすると、SQLファイルがダウンロードされます。
3.Hostinger のダッシュボードから「MySQLデータベース」を選択し、適当な名前でデータベースを作成します。
4.データベースが作成できたらダッシュボードから「データベースの読み込み」を選択し、先ほどエクスポートしたSQLファイルを読み込ませます。
これで、データベースの移行は完了しました。
FuelPHP の環境設定をステージング環境に変更しておく
FuelPHP には下記の4つの環境が設定されています。
- 開発環境
- ステージング環境
- テスト環境
- 本番環境
ステージング環境とは本番環境でテストする時に使い、テスト環境は自動化テストを走らせる時に使うって考えています。 環境を変更するメリットは、環境ごとに DB に関する設定をする必要が無いからです。
詳しくは、ウェブ開発で大切な3つの環境を見てみると良いかも。
今回の場合はステージング環境だと判断したので、FuelPHPの環境をステージング環境に切り替えます。
切り替えるにはfuel/app/bootstrap.php
のFuel::DEVEROPMENT
をFuel::STAGING
に変更。
すると、下記のようになるはずです。
\Fuel::$env = (isset($_SERVER['FUEL_ENV']) ? $_SERVER['FUEL_ENV'] : \Fuel::STAGING);
ステージング用の DB 設定を編集
環境をステージングに変更しただけでは何も意味無いので、ステージング用の DB 設定ファイルを編集していきます。
fuel/app/config/staging/
にあるdb.php
の内容を、Hostinger で作成した DB の設定に変更しま。
なお、作成した DB の設定はダッシュボードの「MySQLデータベース」から確認できます。
FuelPHP のプロジェクトを Hostinger に移行する
FuelPHPに限った話ではないですが、フレームワークを使用したwebサイトは全体の容量が大きくなります。
ですので、Hostinger に FuelPHP のプロジェクトをアップロードするためにはサイトのファイルマネージャーでは無理なので、FTPクライアントを使用する必要があります。
今回私が使ったのは、FileZillaです。
使い方は超初心者向け!FileZilla(ファイルジラ)の使い方を参照してください。
FTPアクセスに関する情報は、ダッシュボードの「FTPアクセス」に記載されています。
アップロードするディレクトリは、public_html
です。
これで FuelPHP を動作させることが出来ると思われます。
何かわからないことや、間違っていることがあれば是非コメント下さい。
最後に気がついたのですが、本番環境にアップロードする時はpublic
以下をドキュメントルートに設定しましょう。